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事業計画書のチェックポイント「134のチェックポイント」

「事業概要」作成時の注意事項

■ 事業概要

(経理理念、経営基本方針、ビジョン)
1. 事業展開の目標・方針は?事業についてどのような将来像を描いているのか?
2. 3年後、5年後の事業の姿は?
3. 企業の理想の姿は?
4. 企業としての基本的価値観(経営理念)は明確になっているか?
5. 企業価値の創造、株主還元についてどのように考えているか?
6. カスタマー、従業員に対して、どのように貢献するか?
7. 株式公開についてどのように考えているか?
8. その事業を行う意義は何か?事業を通して実現したいことは何か?
9. どのような事業戦略を考えているのか?
10. ISOについてどのように考えているのか?
11. 新規事業についてどのように考えているのか?
12. 黒字化までどのくらいかかる見込みか?
13. 事業展開上の自社の課題は何で、どのように克服していくか?
14. 営業力、開発力、経理体制、生産管理、人材確保、人材教育の課題は何か?
15. 課題の中で優先順位をつけるとどうなるか? 

 

■ 事業環境・自社の位置付け 当社の強み〜成功要因

16. 自社の強みはどこにあるのか
17. どこで誰から売上を上げるのか?
18. どのような費用がかかるのか?
19. どのような収益構造になるか?利益の源泉は何か?
20. 製品・サービスの特徴は何か?
21. 製品・サービスのポジショニングはどうするのか?
22. 製品・サービスのブランドイメージをどう構築するか?
23. 市場はあるのか、作るのか?規模は?特長は?業界構造は?
24. 市場の状態は?成長は?変化なし?衰退?
25. 自社のシェアは伸びているか、変化がないか、落ちているのか?
26. どのようにシェアをつかみ、維持し、拡大していくのか?
27. 新市場への参入、既存市場からの撤退を考えているか?事業のポートフォリオについてどのように考えているか?
28. 競合先はどこで、どのような状態か?
29. 競合製品・サービス・サービスの価値は何か?
30. 競合企業の基本戦略はどういうものか?
31. 競合企業の運営方法は自分の方法とどのように似ているのか、似てないのか?
32. なぜそれらの企業に勝てると思うのか?
33. オペレーションシステムの流れは?
34. オペレーションシステムと戦略は整合性がとれているか?
35. 事業の成功要因は何か?
36. 何を押さえれば事業は成功するか? 
事業計画書のチェックポイント「134のチェックポイント」


「事業内容」作成時の注意事項〈リスクへの配慮〉

■ 想定される事業リスクと対応策

37. 事業が計画どおり行かないとすると、何が原因と予想されるか?
38. 市場の成長が遅れる場合はないか?その場合の対策は?
39. 生産能力が追いつかない、または大きすぎる場合はないか?その場合の対策は?
40. 急激な売上増加によるキャッシュ不足はないか?キャッシュ不足にどう対処していくか?
41. 政府の規制によって事業が行えなくなったり支障が出たりすることは考えられないか?その場合どうするか?
42. 製品・サービスが市場に受け入れられない場合があるとすれば、どのような場合か?またその場合の対応は?
43. 強力な競合企業の新たな登場はないか?その場合の対応は?
44. 競争優位の源泉(ブランド力、技術力等)が維持できない可能性はないか?
45. 重要な供給業者が取引停止や購入価格のUPを要求してくる可能性はないか?
46. 撤退の基準は何か?
47. やむを得ず撤退する場合、容易に撤退できるのか?撤退コストは?

 

「機能別計画」作成時の注意事項

■ 販売計画

48. どのようなステークホルダー(取引先、カスタマー等)が発生するか?
49. カスタマーは誰か?ターゲットとする市場の定義は?
50. カスタマーはその製品・サービスを本当に求めているか?
51. 製品・サービスのカスタマーの特長は?なぜ自社の製品・サービスを買ってくれるのか?
52. 競合とどのように差別化していくのか?
53. どのようにしてリピート購買を促進していくのか?
54. 大口のカスタマー獲得のためにはどうすべきか?
55. 今後、具体的に購入を計画しているカスタマーは誰か?
56. 価格設定と価格戦略は
57. 付加価値率は何%程度か?
58. 販売チャンネルは?すでに具体的なパートナーはいるのか?
59. 販売チャンネルのマージンは?最終価格は?
60. 販売促進、広告はどうするか(プロモーション戦略)?
61. 販売促進、広告にはどの程度の資金が必要か?
62. 他社との提携についてはどう考えているのか(販売)?

 

■ 購買計画

63. 主要原材料、商品は何か?
64. どこから、どうやって、いくらで調達するのか?
65. 調達までの時間は?
66. 仕入の安定性確保のために何か対策しているか?
67. どこで何を生産するのか?技術、設備、生産体系、外注状況は?
68. 設備の製造キャパシティは?新たな設備投資額は必要か?
69. 製造のアウトソーシングについてどのように考えているのか?
70. 生産からカスタマーの手元に届くのにどれくらいの時間がかかるのか?
71. 製造にはどのような設備が必要か?
72. 生産管理はどのように行っていくか?
73. 外注先の管理はどのように行っていくか?
74. 品質維持、向上のために何を行う必要があるか?
75. 原価削減のための方策は?
76. サプライチェーンマネジメントについてどのように考えているか?
77. 在庫はどの程度持つのか?
78. 他社との提携についてはどう考えているのか(購買)?

 

■ 利益計画 利益・キャッシュフロー計画検討(部門別)〜内部費用計画

79. 必要利益の額から売上高を計画していないか?
80. 利益計画の売上高は、裏づけとなる「販売計画」があるか?
81. 「販売計画」はセグメント(製品・サービス毎、地域別、店舗別等)で作成されているか?
82. 利益計画はシミュレーションしたか(通常ケース、ベストケース、ワーストケース)?
83. 計画を作成するにあたっての前提とした事項は何か?
84. 市場規模、成長率についての前提、競合企業について前提は何か?
85. 売上高(販売価格・販売数量)についての前提は何か?
86. 外部仕入についての前提は何か?
87. 内部費用についての前提は何か?
88. 必要に応じて簡単な計算書を記載しているか?
89. どのような条件のもとで、各々の数字を実現できるか?
90. 月次推移は管理単位別(部門別等)に作成しているか?
91. 目標としている業績指標(金額、比率等)は明確になっているか?
92. 費用の見積もりに漏れはないか?管理できる単位(部門等)で計画されているか?
93. 事業に欠かせない「戦略経費」、節約が困難な「人件費」を除いた「節約可能経費」をいかに削り、営業利益を確保していくか?
94. 固定費と変動費の分類は行っているか?固定費はどれくらいになるか把握しているか?
95. 損益分岐点売上高は明らかになっているか?
96. 減価償却費は投資計画と整合性がとれているか?

 

■ 資金計画

97. 利益計画と資金計画の整合性はとられているか?
98. 利益計画がシミュレーションと完全対応しているか?
99. 売上増加に伴う営業運転資金の増加はどれくらいとなるか?その際の資金調達はどのように考えているのか?
100.貸借対照表は、利益計画と資金運用計画を基礎として作成しているか?
101.売上債権回収について前提とした事項は何か?
102.仕入債務の支払いについて前提とした事項は何か?
103.その他貸金計画、目標貸借対照表作成にあたって前提とした事項は何か?
104.有形固定資産については、投資計画と整合性がとれているか?

 

■ 研究開発計画

105. これまでの研究開発成果と投資額はどの程度か?
106. 現在実施している研究開発の内容は?
107. 今後研究開発が必要な課題は何か?それはいつ頃行う計画か?
108. 今後研究開発にどの程度の資金が必要か?
109. 公的資金制度活用について、どのように考えているか?
110. それに伴う売上高はどのように推移すると考えているのか?

 

■ 設備投資計画

111. 設備投資の方針は?(資金の源泉、時期、規模など)
112. 現在持っている設備にはどのようなものがあるか?(物件の種類、用途・使用、製造キャパシティ)
113. 今後どのような投資ニーズがあるか?(物件の種類、用途・使用、製造キャパシティ、導入時期、金額)
114. 製造キャパシティは、販売計画、生産計画と整合性はとれているか?
115. 投資金額は全体でどれくらい必要か?
116. 資金調達方法は?
117. 購入によるのか、リースによるのか?
118. 年度別投資金額合計はいくらなるか?
119. 年度別リース料、減価償却費はどうなるか?

 

■ 組織体制・余韻計画

120. 現在、組織上必要な事柄は何か?問題になっている事柄はないか?
121. 組織体制は事業戦略にマッチしているか?
122. 組織体制は利益計画の設定区分と整合性はとれているか?
123. 現在、人事上で必要な事柄は何か?問題になっている事柄はないか?
124. 現在、従業員にどのようなスキルが必要とされるか?必要なのは何ができるどういうキャリアの人材か?3年後、5年後はどうか?
125. 人材の育成方針、育成システム、組織体制についての方針は?
126. 雇用、教育の計画は?
127. 労働生産性についてどう考えているか?
128. 求人方法、処遇方針は?
129. 人件費の流動費化についてどのように考えているか?
130. 正社員を雇うのか、パートタイマーを雇うのか?人材計画は必要に応じて、正社員とパートに分けて立てているか?
131. 役員の役割と報酬の決め方は?
132. 給与制度では、成業績対応型もしくは年俸性の導入は検討しているか?
133. ストックオプション制度についてはどのように考えているか?

 

■ 役員経歴

134. 経歴に詐称はないか?オーバーに経歴を書きすぎてないか?

 



〈ビジネスプランの基礎)
1.経営計画書の作り方
2.ビジネスプランの134のチェックポイント
3.資本政策の作り方
4.段階別資本政策書式




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