ベンチャーキャピタルから資金を引き出すポイント
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1.投資家を惹きつけるためには効果的なプレゼンテーションが鍵となる。模型などの小道具を用意し、効果的なデモやサンプルを使用すること。
事業の本質を見抜くのがVCだが、早く理解するために模型や装置の写真などを見せるのは有効です。
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2.ベンチャーキャピタルを片っ端からあたること。その際、一件ずつ予定を組む必要はない。予定を入れてしまうと一度に一件の申し出しか受けられないし、高額な融資も期待できなくなります。
一方で「VC御中」という書類・メールのあて先で数十社に同じものを送付していると思うと気分は良くありません。せめて社長の名前くらいは調べて記入する努力はとって下さい。
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3.ベンチャーキャピタルには携帯電話の番号を教えておくこと。携帯電話の電池が切れないように注意しましょう。 |
4.あわててビジネスプランを送る必要は有りません。ベンチャーキャピタル側から要求されるのを待つべきです。
いきなり画像がたっぷり入った2メガもあるビジネスプランを送られても困るものです。先ずは要約を送れば、興味があるものには連絡が行きます。
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5.正式にコンタクトしていないベンチャーキャピタルには、概要書以上のものは送らないこと。電子メールに"メモ書き"程度のテキストを添付すれば十分です。 |
6.ベンチャーキャピタルに接触する際には、必ず紹介者を介すること。紹介者がいなければ、お互いの時間を無駄にするだけです。企業の本質は変わらないが、VCは紹介があるか無いかで取り扱い・担当者が違うVCも有ります。 |
7.誰かにベンチャーキャピタルを紹介してもらえるように、ネットワーク作りに励もう。 ネットワークを多く持っている経営者は魅力的です。 |
8.ベンチャーキャピタルのアソシエートと会う約束をしないこと。アソシエートには投資の決定権はなく、決定を覆す権利しかないからです。 但し、早い段階で意思決定者と直接会うのは薦めます
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9.ベンチャーキャピタルとの面談では、予定されている参加者が全員揃うまで、決して話をはじめないこと。相手方から「○○が来ていないが始めよう」「○○は遅れるようだ」などと切り出されても、全員が揃うまで待ちましょう。さもなければ会議の日程を変更するべきです。フレックスタイム会議は必ず失敗します。 |
10.もっとも効果的な提案は、ベンチャーキャピタルとのプレゼンテーションの最中に飛び出すものです。新しい洞察や意見が提供されるだろうから注意深く耳を傾けよう。
キャピタリストは多くのビジネスプランの検討経験と成功例・失敗例を多く持っているので、ベンチャー企業からのプレゼンテーションを聞いて、最初にする質問が非常に重要なポイントであることが多い。逆に何も適格な質問をしないキャピタリストは能力が低いと判断してよいです。
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11.会議が終わるまでに、次の展開について合意を取ること。これからのことを何も決めないまま部屋を出てはなりません。
次のステップを決めて進むことがベンチャー企業の営業の局面でも同様に重要である。「非常に興味深い」「担当者に検討させる」という言葉を鵜呑みにしていてもVCの側から連絡がちっとも入らないことはよく有ります。
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12.ほかに接触しているベンチャーキャピタルはいるかと尋ねられても、決して教えないこと。もしあなたの会社が気に入ったのなら、そのベンチャーキャピタルはほかの協力しやすいベンチャーキャピタルも誘ってくれるはずです。
日本のVCは未だ独自に判断することに慣れておらず、「○×キャピタルはどこまで審査が進んでいますか?」「何日に投資会議が開かれますか?」など、他のVCが出資決定するかどうかが重要な判断材料になることも多いです。
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13.自社に関する評価について聞かれても、答えてはいけない。評価が高ければ笑われ、低ければ逃げられる。評価はベンチャーキャピタルに決めさせましょう。
あまりにも自社を誉める経営者は危険です。
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14.ベンチャーキャピタルが否定的な結論を匂わせる場合は、それを受け入れ、できるだけ多くの教訓を得ること。自分から質問をして、なぜ出資を断られたのかを理解しましょう。 |
15.投資をしない投資アドバイザーは、避けるようにして下さい。
単なる出資コーディネータや斡旋人で、自らは出資しないで調達金額の数%の手数料を要求する人は後でトラブルになることもあります。
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16.リードしてくれる人を探してはならない。自分自身が機動力となり、あなたの会社をリードしていくべきだ。そうする熱意がないようなら、潔くあきらめましょう。
ベンチャー経営者は信念、情熱、粘り強さがなくては始まりません。
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17.できるだけ早く法律事務所と契約すること。IT関連企業との契約に慣れており、ベンチャーキャピタルとの駆け引きを経験しているところが望ましいです。 |