原則として(あくまでも原則。裏技はある)、「利息制限法」以内(つまり年利15‐20%以下)で借りている借金は減額できません。しかし、クレジットカードのキャッシングや消費者金融の借金は、たいていの場合「利息制限法」をオーバーしているので、借入れ年月が長ければ長いほど大幅に減額できます。
たとえば、武富士から50万円を年利28%で5年間借りていた場合で計算してみましょう。
50万円x金利28%(500,000x0.28x365/365=140,000) = 利息だけで年間14万円も払っていることになります(厳密にはもっと多い)。
一方、利息制限法の上限は18%なので、50万円だと年間利息は9万円。
(500,000x0.18x365/365=90,000) その差額は5万円。 これがいわゆる「過払い利息」とよばれる、払いすぎた利息です。
この過払い金利は、過去の取引き開始までさかのぼって請求できるので、 5万円x5年=25万円。 この25万円の過払い利息を、あなた現在の借入残高から差し引くことができるので、
50万円−25万円= 25万円があなたの正しい債務になるわけです。
もっとも、これは非常に単純な計算に限った場合。実際には借りたり返したりを何度も 小刻みに繰り返したりして残高が減っていない場合などは、その差額はもっともっと大きくなります。
過去の実例としては、ア○ムやプロミスなどから10年近くも借りている人の場合、調停に持ち込めば一発で借金ゼロの和解になる場合が多いです。
3−4年借りている人でも5割近く減ることが多いですね。利息計算方法の基本は、
(借りている金額)x(利率)x(日数)÷(365)=(払った利息額)
たとえば、アコムから50万を年利28%で30日間借りていた場合は、
(50万)x(0.28)x(30)÷(365) = (11506円) これを利息制限法の18%に引き直した(再計算した)場合は、
(50万)x(0.18)x(30)÷(365)= (7397円) です。 この計算式をもとに、あなたの借金をざっと計算してみましょう。
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