「Uの部」の項目
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質 問 事 項
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販売先の変更 |
○変更の理由に疑問はないか確かめること |
販売業績の推移 |
○ブランド別・主力商品別の売上高推移を確かめること(関係会社を含む) |
○過去における品目別販売比率の変動の理由・今後の予測・方針(売上構成)について確かめること |
販売業績の推移 |
○今後の販売エリア(輸出を含む)についての予測・方針について確かめること |
○海外戦略・国際紛争力について確かめること |
業種別販売実績 |
○過去における業種別販売実績の変動理由・今後の予測・方針について確かめること |
○需要先業界の動向を調べること |
販売価格の推移 |
○新製品の販売価格・販売価格改訂の方法・社内手順を確かめること |
○販売価格の異常な変動についての理由説明について、疑問はないか確かめること |
関係会社に対する販売 |
○関係会社に対する販売が急増している場合、その理由・当該関係会社の在庫推移を確かめること |
○関係会社への販売価格決定方法(含むリベート・値引、過去からの推移)の詳細を確かめる |
経理状況
(監査の状況) |
○財表規則改正前と改正後の表示を確かめること |
○監査契約書の提出を求めること |
○監査人の税理士としての契約の有無を確かめること
(特別利害関係) |
○過年度の監査意見(限定意見の有無)を確かめること |
○長文式監査報告書(監査覚書)の提出を求め、指揮事項の改善状況を確かめること |
○直近における「会計制度の整備状況等に関する意見」の提出を求め、問題がないかを確かめること |
財務諸表 |
○経理規程・原価計算規程の提出を求め、会社処理基準について注記事項との整合性を確かめること |
(全般的事項) |
○会計処理基準の変更については、その理由・影響額を確かめること
(注)1.直近期末後の変更・今後の変更予定にも注意 |
○特異な勘定科目については、その内容を確かめること |
○大幅な増減のある科目・新たに発生した科目については、その理由を確かめること |
(売 上 高) |
○売上計上基準(品目又は営業部門別、売上形態別、国内・輸出別)を確かめること |
○税務更生による売上計上洩れの理由を確かめること |
○預り売上(未出荷売上)がある場合、その理由及び売上計上済製商品と自社保有在庫品との分別、支払方法を確かめること
(取引先との契約書を提出) |
○期末月に売上が多く期首に少ない場合、その理由、売上の期間帰属、翌期首の返品状況等を確かめること |
○最近3年間の月次売上高、売上値引、戻り高、割戻し高、割引高を確かめること
(注)特に薬品、アパレル製造・卸に注意 |
○売上値引と売上割引とが区別されているか確かめること
(注)売上割引(代金支払期日前の支払いに対する売掛金の一部免除)は営業外費用 |
○販売代理店在庫品について3期間の値引き額に対し、引当の要否を確かめること
(特に薬品業など) |
○売上戻り高(返品)が多い場合、売買契約の内容(例.委託販売)を質問し、戻り品の処理・評価、返品調整引当金の設定の有無・要否を確かめること |
○売上割戻しが多い場合、金額の算定基準・算定期間・支払方法を質問し、期末未払計上(又は売上割戻引当金)の有無・要否を確かめること |
○売上値引についての社内手続及び決裁権限を確かめること |
○売上割戻しと販売促進費・販売手数料(販管費)との区別を確かめること
(注)売上割戻し(一定期間に多額の取引をした得意先に対する売上代金の返戻額)は売上高より控除 |
○製品売上高と、商品売上高が区別されていない場合、その理由を確かめること
(注)売上原価に商品仕入高がある場合 |
○半製品・副産物・作業くず・原材料等の売上高、又は役務収益(加工料収入等)で売上高合計の10%超のものについて、別掲記されているか確かめること |
○(建設業等の完成工事高)引渡基準における引渡の証拠帳票について確かめること |
○(建設業等の場合)工事進行基準の採用の有無、採用していれば、その適用基準(請負金額・工期等)及び赤字工事についても適用しているか確かめること |
○販売・仕入価格未定のため、仮単価等で売上・仕入計上しているものの有無、あれば仮単価の決定方法、確定後の処理を確かめること(3年間の翌期修正額)
(注)部品製造業・建設業・石油化学など、価格の大幅変動期など |
○関係会社への売上高が金売上高の20%超の場合、別掲記されているか確かめること |
○原材料有償支給の処理を確かめ、売上の二重計上、未実現利益の計上の有無を確かめること |