「Uの部」の項目
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質 問 事 項
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(棚卸資産・売上原価) |
○仕入計上基準を確かめること |
○在庫管理表・受払台帳(事業所管含む)の提出を求めること |
○過去3〜5年間の棚卸差異(帳簿と実地)の金額・内容分析・差異額の処理を確かめること |
○配送費(事務所間含む)の負担・処理を確かめること |
○流行遅れ品・滞留品等についての評価減の基準・及び廃棄基準、過去5年間の評価減額・その内容・評価減額の処理方法を確かめること |
○仕入割戻しの未収処理について確かめること |
○最終仕入原価法を採用している場合は、その理由を確かめること |
○(不動産業の場合)支払利息の原価算入の有無を確かめること |
○実地棚卸要領の提出を求めること |
○棚卸資産回転期間の推移の異常の有無を確かめ、適正在庫についての考え方を質問すること |
○合併・営業譲受による棚卸資産受入高・支払ロイヤルティの処理を確かめること |
○他勘定振替の内容を確かめること |
○加工委託先から支給される原材料の処理を確かめること |
(外貨建取引) |
○外貨建売上・仕入(メーカーズ・リスク負担取引を含む)について、売上・仕入時・決済時又は決算日の会計処理を質問し、外貨建処理基準と合致しているか確かめること |
○為替リスクヘッヂ対策を確かめること |
(期間損益計算) |
○従業員給料、賞与、貸借料、保険料、受取利息、支払利息等について、現金基準を採用しているものの有無、発生基準との差額を確かめること |
(販管費) |
○雑費の内訳を確かめること |
(営業外収益・費用) |
○受取利息、配当金に係る源泉所得税に関する処理を確かめること |
○雑収入、雑損失の内訳を確かめること |
(特別損益) |
○固定資産売却損益の内容を確かめること、とくに関係会社に対するものである場合、取引の妥当性を確かめること |
○圧縮記帳の処理を確かめること |
○前期損益修正益・損の内容を確かめること |
その他 |
○特殊な科目の内容を確かめること(支払手数料、顧問化、販売手数料) |
(未払法人税等・未払事業税) |
○実際納付額(中期納付額含む)との差異を確かめること |
(税務申告書) |
○特異な加算・減算項目の有無を確かめること |
○交際費・使途不明金についての内部牽制を確かめること |
(税務更生) |
○主な更生項目について更生理由、会社の見解を確かめること |
○更生項目の会社受入計算を確かめること |
○重加算税が付される場合、その項目・その理由・今後の対応策を確かめること |
○更生に伴う追徴税額(法人税・住民税・事業税別に本税と加算税)とP/L計上個所を確かめること |
(債務保証) |
○各保証先の保証の理由・財政状態・保証債務引当金の設定要否を確かめること |
○債務保証についての社内手続・決裁権限を確かめること |
(その他) |
○商法ベースと証取法ベースとの財務諸表の組替表の提出を求め、組替内容に問題がないかを確かめること |
○期末日が連休である場合の期末日満期手形の取り扱いを確かめること |
利益金処分計算書 |
○監査役賞与は区別されているか確かめること |
製造原価明細書表 |
○原価計算の規程及びフローチャートの提出を求め、原単価計算方法に問題はないか確かめること |
○最近3年間の原価差額・その内容分析、原価差額の配賦方法を確かめること |
○他勘定振替の内容を確かめること |
○原材料費の二重計上の有無を確かめること |
○原価計算制度を採用していない場合、その理由を確かめること(関係会社含む) |
○役務収益(サービス収入)の売上原価・営業原価と販管費の区分基準を確かめること |