国の政策では、年間の受給開始を65歳からさらに70歳にすることが決められ、平成13年から段階的に実施される予定です。
この政策の効果的な運用のために、雇用保険の保険料を原資として、高年齢者の雇用延長を社内規定で定めた事業主に対して、助成金が充実されています。
その他にも、雇用延長や定年延長を促進するためのさまざまな助成金制度が整備されていますので、ぜひ知っていてほしいと思います。これらの助成金制度は、その要件を満たしていればほぼ確実に支給されます。また、それぞれの制度を単独で使うのではなく、複数の制度を併用することも可能です。このシステムをよく知って複合して活用することにより、有能な高年齢者の経験や技術を生かして、効果的な経営を可能にして、さらには事業の質を維持・向上させることができるのです。
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